子年83%、五輪100 %と首相交代の確率が高い2020 年

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子年83%、五輪100 %と首相交代の確率が高い2020 年

20年1月1日日刊スポーツで『ねずみ年政変率83%~戦後6度中5度政権交代』をいち早く報じた。その後、1月7日に産経ニュース、10日には日経新聞でも『政変の「子年」』を追随している。

『2020年は子(ね)年だが、「政変の年」で知られている。戦後6回あった子年のうち実に5回、政権交代が起きているからだ。唯一政権交代がなかった84年(昭59)にも、自民党内での権力闘争が勃発している。大政局のジンクスの年に重なる20年、憲政史上1位の長期政権となった安倍政権の運命や、いかに。』

また1月7日産経ニュースで『子年は政変を繰り返すか~首相一族は過去に受難』では、

『令和最初の正月休みが終わり、8年目を迎えた安倍政権が本格始動した。依然として安倍晋三首相の「1強」態勢が続くものの、昨年の臨時国会で批判が噴出した「桜を見る会」や、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐる汚職事件などの不安定要素を抱える。過去の歴史をひもとくと、今年の干支にあたる子年には政局が激しく動くケースが多い。

では、令和最初の子年はどうか。安倍政権は進展の見えない北朝鮮の核・ミサイル開発、拉致問題などさまざまな課題を抱えている。首相が意欲を示す憲法改正も、昨年の臨時国会で改憲手続きを定めた国民投票法改正案の採決が見送られ、改憲日程は想定よりも大幅に遅れている。

改憲のスケジュールに大きな遅れをもたらした最大の原因は「桜を見る会」の騒動だ。
平成24年末の第2次安倍政権後に参加者が増えた点を「私物化」と問題視され、政府は来年度の開催中止を早々に決めた。しかし、その後も招待者名簿の保存期間などをめぐり公文書管理に関する批判がやまない。野党は20日召集の通常国会でも追及を続けていく構えだ。加えて、昨年末にはIR事業をめぐり、東京地検特捜部が収賄容疑で衆院議員の秋元司容疑者(48)=自民党を離党=を逮捕した。贈賄側の中国企業関係者は、秋元氏以外にも自民党を中心とした国会議員5人に現金を渡したと供述している。

IRは安倍政権が肝いりの経済政策として進めてきただけに、事件の進展次第では、政権の求心力も左右しかねないまた、今夏は東京五輪・パラリンピックが開かれるが、日本で夏季・冬季五輪を開催した年はいずれも内閣が交代したジンクスもある。
昭和39年の東京五輪では、閉会翌日にがんを患っていた池田勇人首相が退陣を表明した。札幌冬季五輪があった47年は子年でもあり、佐藤内閣から田中角栄内閣に代わっている。長野冬季五輪の平成10年は橋本龍太郎内閣が夏の参院選で惨敗した責任をとって総辞職している。

「憲法改正を私の手で成し遂げていくという考えに揺らぎはない」首相は今月6日の年頭会見でこう述べ、宿願の憲法改正を自身の手で実現する意向を重ねて示した。そのためには、「退陣ジンクス」にあふれる子年の政局を乗り切らなければならない。
さまざまな課題に対峙(たいじ)する判断力や決断力がより一層求められる。』

子年83%、五輪100%と偶然としても首相交代の確率が高い2020年。また、岸氏は安倍首相の祖父、佐藤氏は大叔父にあたり、一族が子年に受難を受ける傾向も浮かび上がる。そうしたこともあってか、後継首相をめぐる話題が多くなっている。
安倍晋三首相は昨年末のテレビ番組で「ポスト安倍」の候補として、自民党の岸田文雄政調会長、茂木敏充外相、菅義偉官房長官、加藤勝信厚生労働相の4人をその順番であげた。安倍首相がこうした具体的な名前を挙げるのは初めて。一方、自身の自民党総裁4選の可能性を問われると「考えていない」と否定した。なお、各種調査でよく名前が出てくる石破茂元幹事長については「大変勉強熱心で、チャレンジ精神にあふれている方だ」と答えた。

ただ、どの後継首相も長期政権後のプレッシャーと政策に対する残務処理で短命に終わる傾向がある。戦後の長期政権を振り返ると、吉田茂政権後の鳩山一郎政権は1954年12月~56年12月(2年)、佐藤栄作政権後の田中角栄政権は1972年7月~74年12月(2年5か月)、中曽根康弘政権後の竹下登政権は1987年11月~89年6月(1年7ヶ月)、小泉純一郎政権後の安倍晋三第一次政権は2006年9月~2007年9月(1年)と短い。安倍政権後、誰が首相になっても同様に短い政権となる可能性が高いだろう。特に、「アベノミクス」では日銀とGPIFによる日本株の買い上げを行っていることから、その残務処理は未知の処理となることで想像もつかない労力を要することだろう。また今年は衆議院解散・総選挙も噂されている。安倍首相がそれを実行することで「政変の子年」のジンクスの歯車が動き出す可能性も否定はできないだろう。