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米ウォルマートCEOが「今後数週間から数か月の間にデフレになる可能性がある」と発言


米ウォルマートCEOが「今後数週間から数か月の間にデフレになる可能性がある」と発言

2023年11月17日日経夕刊に『債券自警団は去ったのか』が掲載されている。

『16日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は前日比45ドル(0.1%)安の3万4945ドルで終えた。5営業日ぶりに反落したものの依然高値圏で推移し、金利低下と株高が併存する「ゴルディロックス(適温)」相場の様相を呈している。インフレの一服とともに株価を下押ししてきた金利上昇圧力は和らぐが、その先行きには危うさも潜む。

「つかの間のゴルディロックス相場だ」――。シティグループのアンドリュー・ホーレンホースト氏は16日公表したリポートにこう記した(途中略)。適温相場を演出したのは、14日に発表された10月の消費者物価指数(CPI)だ。前年同期比の上昇率が3.2%と市場予想を下回り、タカ派的な分析を示していた米バンク・オブ・アメリカも「利上げサイクルは終了した」と金融政策への見方を転換した。

米ウォルマートのダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は16日、食品や雑貨の価格上昇が落ち着いているとして「今後数週間から数か月の間にデフレになる可能性がある」と述べた。(途中略)10年物国債利回りを一時、5%台に押し上げる主因となったタームプレミアム(米国債の保有期間に応じた上乗せ金利)も急速に低下している。財政規律の緩みに対し、金利の上昇という警告を発する「債券自警団」は、インフレの一服とともに鳴りを潜めたように映る。(途中略)

債務残高の膨張を背景に米国債の供給拡大は続く。米財務省は1日に明らかにした23年11月~24年1月の国債発行計画で、幅広い年限で発行額を増やす方針を示した半面、10年債は前回の30億ドルから20億ドルへ増発ペースを抑制した。長期金利の上昇圧力を踏まえ、資金調達源を短期債へシフトせざるを得ない米財務省の苦境が浮かぶ。(途中略)』

この記事にあるように「ゴルディロックス相場」や「ゴルディロックス経済」という言葉を最近、よく耳にする。経済用語で、「景気が過熱も冷え込みもしない適度な状況にある相場」のことで、英国の有名な童話「3匹のくま」に出てくる「熱くもなく冷たくもないスープ」を例えたもので、主人公の少女の名前「Goldilocks」に由来するらしい。

「ゴルディロックス相場」や「ゴルディロックス経済」が話題になった時期を振り返ると、2006年~2007年の「リーマンショック」前の時期、次が2017年後半~19年の18年「VIXショック」や20年「コロナショック」前の時期。今23年と同様07年や19年の「大統領選挙の前の年」に話題となる傾向があることが分かる。以前から、「ゴルディロックス相場」や「ゴルディロックス経済」に「うさん臭さ」を感じていたが、やはりと言うべきか、当局が「相場操縦」を行うことで「景気が過熱も冷え込みもしない適度な状況」を作り出している可能性が高い。つまり、過去の経験に照らせば、「ゴルディロックス」という言葉が急速に広まっている現状は、グローバル金融市場にそろそろ注意を払うべき局面に入ってきたのかもしれない。

また、冒頭の記事で注目すべきは、「米ウォルマートのダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は16日、食品や雑貨の価格上昇が落ち着いているとして「今後数週間から数か月の間にデフレになる可能性がある」と述べた」との箇所である。「デフレ」という言葉に、「インフレの間違い」では?思われた方も少なくないかもしれないが、それはメディアの「インフレ報道」に毒されているのかもしれない。

そんな中、2023年11月14日ブルームバーグニュース『債券に強気ラッシュ、2009年並み-バンク・オブ・アメリカ調査』が報道されている。

『バンク・オブ・アメリカ(BofA)の最新のファンドマネジャー調査によると、投資家は2024年に金利が低下するという「強い確信」から、世界金融危機以降で最も債券に強気に転じた。

月次調査によると、投資家は現金配分を減らし、債券に09年以降で最大のオーバーウエートのポジションを構築している。BofAのマイケル・ハートネット氏は、マクロ的な見通しに「大きな変化」があったわけではなく、24年にインフレと利回りが低下するという期待が強まった結果だと説明した。(途中略)』

前回、債券の強気ポジションがピークを打ったのは09年3月。そのピークを打つまでの過程で起きたのが「リーマンショック」だった。つまり、今回の投資家の債券への「強気ポジション」も「〇〇ショック」の前兆の可能性もあるということである。

資産家ジョージ・ソロス氏の資金を10年余り運用し、デュケーヌ・ファミリーオフィスの創設者である著名投資家ドラッケンミラー氏は、「パウエルFRB議長は口ではうまいことを言うが、失業率が4.5%からさらに上昇するとしたら、どんな口ぶりになるか見てみよう」と述べた。また、自身の景気見通し通りとなれば、「2年債利回りは3%まで低下し、10年債と30年債の利回りは現在の5%前後にとどまる可能性がある」と予想。「イールドカーブは正常化すると確信している」と語った。金利が低下すると考える投資家の間にも、短期と長期などすべての年限で一律に金利が低下(債券価格上昇)するのか、ドラッケンミラー氏が予想するように短期金利は低下・長期金利は高止まりとなるのか、の違いがある。T-Modelはドラッケンミラー氏と同じ見方をしており、「イールドカーブは正常化」すると予想している。

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