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第341回:2026年丙午の相場 十二支で唯一相場が

第341回:2026年丙午の相場 十二支で唯一相場が

「丙午(ひのえうま・へいご)」の2026年

皆様、明けましておめでとうございます。今年も一年よろしくお願いいたします。

毎年恒例の「干支」で今年気を付けることをお伝えできればと思います。

『2026年の「干支(えと)」は?』と問われると、現代では多くの人々が『午年(うま年)』と答えます。しかし、毎年お伝えしていますように、これでは正しくはありません。正しい「干支(えと)」は、「十干((甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)」3番目の「丙((ひのえ・へい)」と「十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)」7番目の「午(うま)」の組み合わせである「六十干支」43番目の「丙午(ひのえ・うま)」。「十干」とは太陽の運行を基準にして日の出から日の入りまでを10等分し、そこに生命の生から死までを投影して表現する一方、「十二支」とは月の満ち欠けを基準にして同じ様に生命の循環を投影したもの。この太陽と月という2つの異なる成長サイクルを組み合わせて、万物の生命の理を表現しようとしたのが「干支(えと)」ということになります。

まず、「十二支」の「午(うま)」は動物の馬と同じ読み方で、古来、日本人にとって馬は農作業や移動など生活を助けてくれる身近な動物であると同時に、神様の使いや神様の乗り物となる神聖な動物としても信じられてきました。神社でよく見られる「絵馬」は高価な馬を奉納できない庶民が絵馬に願い事を書いて奉納するようになったことから、馬は幸運や福を運ぶ縁起の良い動物とされるようになりました。また、「午(うま)」という文字は、餅つきにつかう「杵(きね)」の一部であり、杵(きね)では交互に餅をついて仕上げることから、「交差する」、「切り替える」というような意味を持つようになり、24時間を半分に分けた時の12時に当たる部分を「午の刻」とし、ここから前と後で区切った「午前」「午後」という言葉が使われるようになりました。そのため、「午年(うまどし)」をピークにいろいろなことが下がっていく、衰えていく「転換の年」と言われています。相場格言に『辰巳天井、午尻下がり』とありますが、「内需バブル」が崩壊した1990年-38.7%、「ITバブル」崩壊が本格化した2002年-18.7%の影響は大きいですが、1950年以降、平均パフォーマンスは「辰年」+28%、「巳年」+13%に対し、「午年」-4%と「十二支」で唯一、マイナスのパフォーマンスとなっています。また、歴史を揺るがすような大きな出来事が起きているのも「午年」の特徴で、直近では2014年にはウクライナ危機が起こり、1990年はベルリンの壁崩壊でドイツ統一が実現、歴史を遡れば、授業で学んだ「大化の改新」や「本能寺の変」も実は「午年(うまどし)」に起きています。1930年の昭和最初の午年(うまどし)には「世界大恐慌」のあおりを受け、1942年には戦争の真っただ中で、まさに「激動の昭和17年」と呼ばれる状態にありました。しかし、次の「午年(うまどし)」である1954年には「神武景気」が始まりって成長の波に乗り、1966年には「いざなぎ景気」、そして1978年には成田空港が開港、など明るい「転換の年」となっています。

この「十二支」の「支」は「枝」に通ずることから、あくまでも外見的な「現象」を意味します。逆に、「十干(じっかん)」の「干」は「幹」で内面的な「本質」を表していることから、西暦下一桁と一致して10年サイクルを司る「十干」は特に重要と言えます。今年のように西暦下1ケタに「6」の付く年は「十干」では3番目の「丙(ひのえ)」で「火の兄(ひのえ)」を意味し、自然界では太陽を象徴します。大地を照らす陽の光のように明るく、力強く、そして分け隔てなく照らすエネルギーを持つのが「丙」の特徴です。そこから、情熱・活力・正義感といったキーワードが結びつきます。この「丙(ひのえ)」と、「十二支」の中で最もよく走り、勢力旺盛で一番力強いと思われる「午(うま)」とが結びつく「丙午(ひのえうま・へいご)」の2026年は一言で表すと火災が多い「災いの年」でもあります。江戸時代には大火災が丙午の年にたびたび起きたことから、「丙午=火に関係する不吉な年」というイメージが定着しました。科学的な根拠は全くありませんが、「丙午」に不吉なイメージがついたのは、この「火」の激しさが背景にあるとも言われています。そのため、60年前の1966年の「昭和の丙午」には、「丙午年生まれの女性は気性が激しく、嫁ぎ先に災いをもたらす、夫を不幸にする(早死にさせる)」という迷信が信じられ、高度経済成長期のベビーブームの真っただ中でしたが、出生率は前年比25%減の136万974人と統計を取り始めた明治以降で最低を記録しています。この年の出生数激減の呼び水になったのは「明治の丙午」(1906年)生まれの女性たちが結婚適齢期を迎えた大正末期から昭和初期にかけて、丙午生まれを理由に結婚を拒まれたり、丙午生まれを苦にして自殺に追い込まれたりするケースが相次いだためとも云われています。当時の日本社会で「丙午」の迷信が強く信じられていた証拠でもありますが、「令和の丙午」(2026年)はこのような現象は起こる可能性は低いものの、迷信が現実に影響を及ぼした歴史として覚えておく出来事かと思われます。

昨年、『特に、重要なスケジュールは「戦後80周年」を迎える「8.15の終戦記念日」で、これまで政府やテレビを信じてきた人々が腰を抜かす「令和の「大本営発表」」が起きそうな「乙巳(きのとみ)」の年だからです。』『来年2026年はアメリカ建国1776年から250周年を迎えることで「ドル基軸通貨」に何らかの変革が起き、良くも悪くも、金融市場や経済に大きな影響をもたらす出来事が起きる可能性があります。トランプ次期米大統領は2023年9月、サウスダコタ州の遊説先で、「我々は大恐慌に向かっている。こんなことを言ったのは初めてだ。唯一の問題は、それがバイデンの任期中に起きるか、私の任期中に起きるのかだ。私はフーバー(1929年に発生した大恐慌に対処した米大統領)にはなりたくない」と語っています。』と指摘しました。一見、何も起きていないかのように見えますが、実は、昨年8月以降、ドルと円が暴落し、その結果、金・銀の暴騰が始まり、金・銀をベースにした実質の株価は8月以降、約2割も下落しています。つまり、実際は「株安・債券安・通貨安」の恐怖の「トリプル安」がすでに始まっていることを示しており、それが「株高不況」の原因の一つとなっています。欧州では円を現地通貨に交換する際、断られるといった驚きの現象も出てきているようですが、多くの一般の人々はまだその末期症状には気づいていません。何故なら、それを気づかせないように覆い隠しているためで、その唯一の手段が表面的な「株高」で、それを支えてきたのが日本発の「円キャリートレード」による日本マネーでした。そして、その「円キャリートレード」が不当な円安と物価高を招いている大きな原因であることが表に表れるのが、「転換の年」である「令和の丙午」となる可能性があります。その場合、為替相場を中心に相当な変動が起きることが予想されますが、何が起ころうとも平常心でいられる準備が必要となりそうです。

私はここ数年変わらぬテーマですが、毎日、「リズム・タイミング・バランス」で「バイタリティ」を持って物事に取り組み、毎年のテーマでもある「何事もゆっくり丁寧に!」で時代の変化を楽しみたいと思っております。

今年もいろいろとお世話になるかと思いますがご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

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