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『米株価の「スーパーバブル」がはじけるのはこれから』


『米株価の「スーパーバブル」がはじけるのはこれから』

22年9月1日ブルームバーグニュースに『米株価の「スーパーバブル」がはじけるのはこれから-グランサム氏』が報道されている。

『米資産運用会社グランサム・マヨ・バン・オッタールー(GMO)の共同創業者ジェレミー・グランサム氏は8月31日、自身が先に「スーパーバブル」の状態にあると警告した米株価について、今年これまでに見られた混乱の後でさえも、はじける方向にあるとの見解を示した。

市場のバブルを指摘することで知られるグランサム氏(83)はリポートで、6月半ばから8月半ばにかけての株価上昇について、経済の悪化が本格化し始めるのに先立ち、いったん急落した後によくある「ベアマーケットラリー」のパターンに合致するとコメントした。その上で、割高な株価と債券相場および住宅価格、コモディティーショック、米金融当局のタカ派姿勢の「危険な組み合わせ」を理由にさらなる困難が見込まれるとしている。

グランサム氏は今年初めごろ、米主要株価指数が約50%下落すると予想していた。グランサム氏はインタビューで、「先日、典型的なベアマーケットラリーが見られ、『新たな強気相場だ』と人々は語っていたが、それはナンセンスだ」と話した。

同氏は、スーパーバブルの崩壊は幾つかの段階を経るという。まず、今年上期(1-6月)のような下落局面があり、その後に小幅な上昇が見られるが、最終的にはファンダメンタルズが崩壊し、株価は底まで落ち込むとしている。

グランサム氏は短期的な問題として、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で欧州がエネルギー危機などへの対応を迫られている点や中国での新型コロナウイルス対策が引き続き経済の重しになっていることなどを指摘。今年上期はインフレ高進が株価下落の主因となったが、次の下落局面は企業の利益率の悪化が要因となるだろうと語った。

「金融システムから一掃されるようになるまで、経済・金融両面で極めて厳しい状況が予想される」と述べる一方、「1930年代のように手に負えなくなるか、2000年の場合のようにうまく封じ込めることができるか、どこかその中間になるのか、私には分からない」と話した。』

2022/08/22『『バフェット氏のバークシャーなど、利下げ観測で強気に』は本当か?』のT-Modelコラムにおいて、

『冒頭の記事で弱気の投資家として紹介しているマイケル・バーリ氏については、20日に開催した『生活防衛の教室リアルセミナー』でも詳しく説明した。

8月12日、「インフレに直面する中で消費者は節約ではなく爆買いを選んでいる」とし、「新型コロナウイルス禍でのヘリコプターマネー」が人々に一段の消費を促し、貯蓄が減っていると指摘。そして「冬が来る」の言葉でツイートを締めくくった。そして、『S&P500では、2009年の底は2002年の底の13%下で、2002年の底は1998年(LTCM危機)の底の17%下で、1975年の底は1970年の底の15%下。そのパターンが再現されると2020年(20年3月安値1821)を底と考えれば1800以下まで下がる可能性があり、天井から指数が55%程度下落することになる。』と多分、市場関係者のなかで最も弱気な予測をしている。』と指摘した。

ジェレミー・グランサム氏以上に悲観的なマイケルバーリ氏かもしれないが、二人の共通点は現在の『コロナバブル』を『1929年の大恐慌』や『2000年のITバブル崩壊』と比較して市場を予測していることだろう。それは勿論、T-Model理論とも合致している。

また、このジェレミー・グランサム氏は2022年1月27日ブルームバーグニュース『米国株の暴落予想より不穏な警告メッセージ発信-GMOグランサム氏』において、

『25年間続いた「ゴルディロックス(適温状態)」の時代は終わりを迎えつつあり、世界はインフレと成長鈍化、労働力不足という将来に備える必要があるとの見解を示した。

同氏は「安価な石油、ニッケル、銅というのは一定量しか存在せず、一部に関しては限界に達し始めている」と指摘。「気候変動によりひどい洪水と深刻な干ばつ、気温上昇が起き、農業は困難になる。つまりあらゆる場所でボトルネックと不足、価格急伸に見舞われるという世界が訪れることになる」と述べた。

そうした状況は全て不可避だと、グランサム氏は断言。資源の枯渇に加え、ベビーブーマーのリタイア、出生率低下、新興国市場の成熟化、地政学的緊張の悪化といった全てが数十年にわたって進行中であり、止めることはほぼ不可能だからだと説明した。同氏は「単純にわれわれは長期的な地球の対応能力をはるかに上回るペースで破壊してしまっている」とし、「自然は機能しなくなり始めており、この状況を直さなければ最終的にわれわれも駄目になり始める」と言明した。

こうした見方は、グランサム氏のような環境保護論者からは共感を得られそうだ。一方で同氏の見方に懐疑的な人には、単なる声高な悲観論者に映るかもしれない。グランサム氏は「今から10年、20年、さらに30年は持ちこたえられると考えるのであれば、それはそれであなたの自由だ」としつつ、「だが歴史から判断すれば、多くの人は持ちこたえられなくなるだろう」と語った。』と報道されている。

この記事で重要な指摘は『25年間続いた「ゴルディロックス(適温状態)」の時代は終わりを迎えつつあり、世界はインフレと成長鈍化、労働力不足という将来に備える必要がある』、『あらゆる場所でボトルネックと不足、価格急伸に見舞われるという世界が訪れる』という点である。現在の世界的な「インフレ」は1970年代のように何度か訪れ、そして、それは1970年代のような資源価格に留まらず、あらゆる分野で『インフレ』が起きて、お金の価値がどんどん減価していく近未来が到来をする。

今年に入り、世界から報じられる『「酷い洪水と深刻な干ばつ、気温上昇』のニュースは、グランサム氏の見方が正しいことを裏づけており、「歴史から判断すれば、多くの人は持ちこたえられなくなるだろう」の言葉は世界の人口が急減する近未来を 予告しているのではないだろうか。

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