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急騰していた「ビットコイン」だが、先週、一週間で18%の急落したのは?


急騰していた「ビットコイン」だが、先週、一週間で18%の急落したのは?

2024年1月11日ブルームバーグニュースに『ビットコイン投資に弾み、米SECが現物ETF承認-司法判断も転機』が報道されている。

『米証券取引委員会(SEC)は10日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインについて、現物投資型の上場投資信託(ETF)の上場申請を承認した。暗号資産交換所を経由せず、証券口座で売買できるETFを通じて、ビットコインのポートフォリオへの組み入れが容易になり、投資に弾みがつくと期待される。

現物投資型ETFが初めて承認されたことで、暗号資産で時価総額トップのビットコインへのアクセスがウォール街にとどまらず広く拡大する見込みだ。約1兆7000億ドル(約247兆円)規模のデジタル資産セクターにとって、歓迎すべき画期的な出来事といえる。 SECはブラックロック、インベスコ、フィデリティといった資産運用大手やヴァルキリーなど比較的規模の小さい会社からの申請を承認し、11のファンドに11日からの取引開始を認めた。(途中略)

デューク大学のキャンベル・ハーベイ教授(金融)は「個人投資家も機関投資家も今やカストディーの面倒な問題を心配することなく、暗号資産エクスポージャーのポートフォリオを分散できることを意味する。ETFはポートフォリオの追加を容易にする」と指摘した。(途中略) キャメロン・ウィンクルボス氏とタイラー・ウィンクルボス氏の兄弟が2013年にビットコインETFの申請を最初に行って以降、10年余り反対を続けてきたSECにとって、今回の決定はめったにない屈服を意味する。(途中略)』

ビットコイン現物投資型ETFが10日に承認されて以降、ビットコイン価格の下落が続いている。直近ピークとなった1月11日48923ドル(約710万5000円、1ドル145円換算)から1月18日ボトム40305ドルまで1週間で-18%の急落となった。「証券口座で売買できるETFが承認されれば、投資に弾みがつく」との期待からビットコインは昨年約160%上昇し、2年ぶりの高値を付けていたが、ビットコイン現物ETF承認の材料出尽くしで下げる典型的なかたちとなっている。市場関係者の間では「ビットコインは短期的に利益確定の売り圧力に対して弱い可能性があるが、米国債利回りの低下や連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げに対する市場の楽観的な見通しを考慮すると、ビットコインの下値リスクは限定的かもしれない」と「短期的には4万ドルの心理的水準がビットコイン価格のサポート」との意見もみられる。

今回、何故、「ビットコイン」に注目したかというと、過去、「ビットコイン」は米国株式市場との関連性が強かったからである。一般的に、「ビットコイン」は「デジタルゴールド」として金との連動性が高いことは知られているが、「ビットコイン」が史上最高値を付けたのが21年11月8日週64803ドルだったが、ナスダック総合指数も21年11月15日週16057で史上最高値を付けている。その後、「ビットコイン」は2022年11月21日週15456と史上最高値から-76%の急落のなか、ナスダック総合指数も22年10月10日週10321まで史上最高値から-36%下落した。「ビットコイン」が米国株式市場との関連性が深い要因の一つは「中国マネー」で、中国マネーが「ビットコイン」を通して米国株式市場に流れ込んでいることが連動する原因と考えられる。仮に、その考えが正しければ、先週の「ビットコイン」の急落は中国マネーが流出し始めた可能性が考えられる。つまり、「ビットコイン」の動向が今後の米国株式市場を占う上でも重要なファクターとなるのかもしれない。

2024年1月17日日経新聞に『中国株、海外勢が大量売却~23年買い入れの9割流出、景気テコ入れ策に疑念』において、

『2023年に中国の株式市場に流れ込んだ海外マネーの約9割がすでに流出した。こうした動きは、中国政府が景気テコ入れ策に真剣に取り組む意欲がないとの疑念によって拍車がかかった。香港との証券相互取引データに基づくフィナンシャル・タイムズ(FT)の推計では、海外勢による23年の中国株の累積投資額は8月に2350億元(現在の相場で約4兆8000億円)でピークに達した後、年内に87%減少して307億元となった。.』と指摘している。

中国マネーだけではなく、中国に投資していた海外勢の資金も引き上げており、そのマネーも「ビットコイン」を通して米国株式市場に流れ込んでいるのかもしれない。 実は、中国マネーと米国株式市場の関係を見る上で重要視しているT-Model理論は『ビットコインとドル元』の関係で、2016年以降、ドル元相場で元安局面には「ビットコイン」は下落、元高局面には「ビットコイン」が上昇する傾向があるからである。直近でも、ドル元が23年9月4日週7.343から12月25日週7.0999と元が反発する過程で、「ビットコイン」も23年8月28日週25798ドルから24年1月1日週43860ドルまで急上昇した。「短期的には4万ドルの心理的水準がビットコイン価格のサポート」とみられていると市場関係者は見ているが、仮に、「ビットコイン」の4万ドル大台割れが起きたときに市場はどのように反応するかが注目される。

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