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第317回:巳年選挙 政権交代の16年サイクル

「巳年選挙」と政権交代の「16年サイクル」

7/14 TBS NEWS DIG『自公で過半数割れの可能性 1週間前より与党に厳しい情勢に~国民・参政が躍進の可能性 JNN中盤情勢【参議院選挙2025】』を報じている。

『今月20日に投開票が行われる参議院議員選挙について、JNNが中盤情勢を分析した結果、自公で参議院の過半数を割り込む可能性があることがわかりました。1週間前より与党に厳しい情勢となっています。 今月3日に公示された参議院議員選挙について、JNNではおとといときのう(12~13日)インターネット調査を行い、取材を加味して中盤の情勢を分析しました。 それによりますと、自民党と公明党はいずれも議席を減らし、非改選を合わせて過半数となる50議席を割り込む可能性があることがわかりました。 カギを握る32の「1人区」のうち自民党が優勢なのは8選挙区にとどまり、1週間前より与党に厳しい情勢となっています。(途中略)

予想される各党の獲得議席は以下の通りです。 自民党28~44 公明党5~11 立憲民主党24~32 日本維新の会5~8 日本共産党3~6 国民民主党11~21 れいわ新選組3~4 参政党8~18 社民党0~1 日本保守党2~3 諸派・無所属7~9 ただ今回の調査では、約4割の人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。』

2025年は4年ごとの東京都議会選挙と3年ごとの参議院選挙が12年に一度重なる「巳年選挙」の年。その後の政界の方向を決める大きな転機となる特別な選挙で、前回の2013年は第2次安倍晋三政権が発足、日銀の異次元緩和など「アベノミクス」を本格始動させ、候補者全員が当選する完全勝利で衆参ねじれ解消。「安倍一強」となる憲政史上最長となる政権となった。

24年前の2001年は「ITバブルが崩壊」し、9月には米国で「9.11同時多発テロ」が発生。発生翌日に日経平均は1万円を割り込み、「聖域なき構造改革」を掲げた小泉純一郎政権が誕生し、自民党圧勝。36年前の1989年は、昭和天皇がご逝去され、昭和から平成が始まった年で、日経平均株価は年末に当時の史上最高値3万8915円をつけ、年明けからはバブル崩壊で「失われた30年」が始まった。土井たか子「マドンナ旋風」で自民党が歴史的大敗、「ねじれ国会」に。そして、1993年8月の細川連立内閣誕生のきっかけとなった選挙と言えるだろう。

実は、この政権交代には「16年サイクル」が存在する。1993年8月の細川連立内閣誕生の次に政権交代となったのが2009年8月の鳩山政権で「16年目」の年。その鳩山内閣から16年目が今年2025年で、「16年サイクル」通りなら細川連立内閣のよう自民党以外の首相が誕生することも可能性がある。そして、このようなことは誰も気づいていないだろうが、1993年8月の細川連立内閣誕生の2年後に阪神淡路大震災、2009年8月の鳩山政権の2年後に東日本大震災が起きている。仮に、今回の参議院選挙で自民党以外の首相が誕生した場合、2年後の2027年は大災害には要注意ということだろうか。いずれにしても、「巳年選挙」は政界の方向を決める特別な選挙であることは忘れないことである。

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