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第330回:巳年選挙 政権交代の16年サイクル

巳年選挙 政権交代の16年サイクル

「政権交代」と「昭和100年10月10日」

2025年10月7日日経新聞一面に『「日本変化」期待で買い~日経平均最高値 4万7944円』を報じている。

『6日の金融資本市場は高市早苗氏の自民党新総裁への就任で大きく変動した。日経平均株価は急騰し最高値を大幅に更新した。新政権の誕生で「日本の変化」に期待した買いが相次いだ。債券市場では財政拡張への警戒感が強まり、償還期間の長い30年物国債利回りは最高記録を塗り替えた。新政権を巡る思惑が市場を揺さぶっている。

日経平均の終値は前週末比2175円(4.8%)高の4万7944円。(途中略)最大の買い材料はサプライズとなった高市氏の勝利だ。(途中略)日経平均は歴代で4番目の上げ幅だった。過去の新総裁決定後の株価反応をみると、この日の異例さが見て取れる。首位は高市氏の4.8%高だった。2位の田中角栄氏(1972年、1%高)以下を圧倒する。最も低かったのは石破茂氏の4.8%安。24年の総裁選では事前に高市氏優勢が織り込まれるなか、決選投票での石破氏の選出により株価が急落した。』

過去の新総裁決定後の株価反応をみると、高市氏が田中角栄氏よりも期待され、逆に、石破氏が最も失望された総裁のようにも映るが、どちらも24年~25年に記録しているところをみると、単に、緩和マネーによるバブルの時期だったために変動率が大きくなっただけなのではないだろうか。そして、それを演出したのが先物を操作する外国人投機筋の仕業だったのだろう。実際、歴代2位の田中角栄氏の1972年は米国で「ニフティ・フィフティバブル」、日本で「列島改造ブーム」、安倍晋三氏の2006年は米国住宅バブル、小泉純一郎氏の2001年はITバブル末期と、いずれもバブルの時期である。

2025/07/14『「巳年選挙」と政権交代の「16年サイクル」』のT-Modelコラムにおいて、

『実は、この政権交代には「16年サイクル」が存在する。1993年8月の細川連立内閣誕生の次に政権交代となったのが2009年8月の鳩山政権で「16年目」の年。その鳩山内閣から16年目が今年2025年で、「16年サイクル」通りなら細川連立内閣のよう自民党以外の首相が誕生することも可能性がある。そして、このようなことは誰も気づいていないだろうが、1993年8月の細川連立内閣誕生の2年後に阪神淡路大震災、2009年8月の鳩山政権の2年後に東日本大震災が起きている。仮に、今回の参議院選挙で自民党以外の首相が誕生した場合、2年後の2027年は大災害には要注意ということだろうか。いずれにしても、「巳年選挙」は政界の方向を決める特別な選挙であることは忘れないことである。 』と指摘した。

このような政権交代の「16年サイクル」をご紹介した当時は、誰も信じてはいなかったかもしれない。だが、公明党の斉藤代表が連立離脱の方針を自民党の高市総裁に伝え、自公連立”解消”となったことで政権交代の可能性も現実味を帯始めている。これが「16年サイクル」の恐ろしさなのかもしれないが、実は、連立離脱を伝えたのは「昭和100年10月10日」で、「十月十日」は繋げると「朝」という漢字になる。80年サイクルからみても2025年は終戦の年だが、昭和100年にして日本の夜明けの日になるとの見方もできなくもない。だが、それには「平和ボケ」している日本国民の「覚醒」が必要であり、2030年までは「戦後の焼け野原」のような産みの苦しみの時期となるような気がするのだが・・。

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