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第348回:ホルムズ海峡封鎖なら原油90ドル越も18年サイクルに合致

第348回:ホルムズ海峡封鎖なら原油90ドル越も18年サイクルに合致

18年サイクルのタイミングと一致した『ホルムズ海峡封鎖なら原油90ドル超も』の予測

2026年3月1日日経新聞に『市場身構え、原油90ドル超も~ホルムズ海峡封鎖なら』が報じられている。

『米国とイスラエルがイランへの軍事攻撃に踏み切った。国際的な原油指標はすでに前週末に一時1バレル73ドルと7カ月ぶりの高値をつけていたが、攻撃により一段と上昇する公算が大きい。要衝のホルムズ海峡が封鎖される事態になれば90ドル超まで上昇するとの予測も出ている。欧州指標の北海ブレント原油先物は27日に1バレル72.48ドルと2025年7月末以来の高値で取引を終えた。米指標のWTI先物も一時1バレル67.83ドルと25年8月上旬以来の高値を付ける場面があった。(途中略)

今後の原油相場を占う上で、米戦略国際問題研究所(CSIS)が18日に公表した。米イランの軍事衝突がどの程度原油価格に影響を与えるのかのシナリオが参考になる。同シナリオによると、米国またはイスラエルがイランの原油輸出拠点を封鎖したリ、イランの原油タンカーを拿捕(だほ)するなど事態が起きた場合には、北海ブレント原油価格は1バレル10~12ドル押し上げられる。シナリオ分析時の水準を踏まえると80ドル近辺まで上昇するイメージだ。

イランの石油施設への直接攻撃に踏み切り、貯蔵タンクの損傷やパイプラインの破壊を伴った場合は事態はさらに深刻となる。インフラの修復には時間がかかる。長期にわたって供給が細り、100ドルを超える水準まで上昇余地があるという。イランの対応も大きく原油相場を左右する。世界の石油需要の約2割が行き来するホルムズ海峡で船舶の通航を妨げるなどの対応を取った場合には、原油価格は90ドル超に上がる。サウジアラビアなど他産油国の石油施設にまで戦火が広がれば、130ドルを超える可能性もあるという。ロシアによるウクライナ侵略開始直後の22年3月に付けた139ドルに迫る水準だ。(途中略)』

25年6月の米・イスラエルとイランの軍事衝突局面ではWTIは70ドル台後半まで約10ドル上げた。ただ、12日間で停戦にこぎつけたことで、ほどなく衝突前の水準に戻っている。やはり、原油高騰が続くかどうかは、軍事衝突が早期に収束するかにかかっているといえるだろう。26年2月の「生活防衛の教室リアルセミナー」でもご紹介したように、T-Model理論「商品/株式」レシオは2000年「ITバブル」期以来、26年振りの超割安水準に低下している。1969年以降、同指標は1974年第一次オイルショック、1990年湾岸戦争、2008年リーマンショックと16年~18年毎にピークを打っている。このサイクルからすると、2026年は同指標が急上昇してもおかしくない時間帯に入っている。また、商品セクター内でも、急騰した金に比べると、原油価格は1994年以降で2番目の超割安水準にある。つまり、いつ原油価格が急騰してもおかしくないタイミングで、今回の米・イスラエルとイランの軍事衝突が起きたため、すぐに収束するとこれまでのような楽観視は禁物なのかもしれない。

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