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第351回:米国債相場大きく下落利上げ確率50%に?

第351回:米国債相場大きく下落利上げ確率50%に?

『米国が10月までに利上げ行う確率、50%に上昇』

26/3/20ブルームバーグニュースは『米国が10月までに利上げ行う確率、50%に上昇-強まるインフレ懸念』を報じている。

『米国債相場は20日に大きく下落(利回り上昇)しており、短期金融市場では10月までに利上げが行われる確率が50%に上昇した。中東での紛争が長引けば世界的なインフレを招くとの懸念が背景にある。

米国債市場では全ての年限で利回りが12-15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は米国が中東に艦船3隻を追加派遣し、海兵隊も増派すると報じた。

5年債利回りは昨年7月以降で初めて4%を上回った。10年債利回りは14bp上昇して4.39%と、昨年8月以来の高水準。短期金融市場はもはや、米利下げが年内に実施される可能性を織り込んでいない。対イラン戦争が始まった2月28日より前には、0.25ポイントずつで2回の利下げを完全に織り込んでいた。(途中略)』

2021年以降、米10年債利回りとNYダウは「逆相関」の関係にあり、最近のNYダウの下落は米10年債利回りが直近3月16日週4.39%に急反発したことが要因。米10年債利回りは代表的な商品価格指数である「CRB指数」との連動性が高く、26年3月20日に367.1(終値ベース)と、2011年4月370.7以来、約15年振りの高水準まで上昇している。ホルムズ海峡の封鎖による供給不足懸念からニューヨーク原油先物市場は指標となる米国産標準油種(WTI)が26年3月20日に1バレル98.3ドル(終値ベース)とウクライナ紛争の22年7月以来、約3年半振りの高値まで急騰し、「CRB指数」を押し上げている。仮に「CRB指数」が2011年4月370.7の水準を突破すると、次は2008年6月に付けた史上最高値の462.7がターゲットとなる。

英国はエネルギーを輸入に頼る欧州と同様にインフレ圧力が強いため、英10年債利回りは3月20日4.95%と、2008年6月5.14%に付けた高水準に迫っている。つまり、英10年債利回りは「CRB指数」より一足先に08年をターゲットにしているわけだが、これは「CRB指数」も近い将来、08年の史上最高値をターゲットにしたことを示唆。そして、それはWTI原油価格も史上最高値である08年7月の145ドルをターゲットにしていることを意味する。仮に、そのような市場が近い将来、実現するようだと、それは今回の「イラン戦争」が激化することを意味するが、どうなるだろうか。

また、「CRB指数」のもう一つの重要なポイントは、以前にもお伝えしたように、「簡易版物価調整後株価」として開発したT-Model理論『NYダウ/CRB指数』が直近3月16日週に124.15と、直近でピークとなった2026年1月12日週163.41から-24%下落し、リーマンショックの時期の08年7月7日週24.06ボトムからの上昇トレンドラインを割り込んだこと。ここにもこれまでの08年からのトレンドが変化したことを示している。実は、『NYダウ/CRB指数』は今回と同様に、2001年11月26日週66.33から上昇トレンドラインを割り込んだ後、08年リーマンショックまで下落し続けており、当時と同じかたちになるのか、今後の原油価格を含め「CRB指数」からは目が離せなくなってきている。

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