塚澤.com最新ニュース

Home » 第350回:幻のSQ出現?連続上昇途切れトレンドライン割り込み

第350回:幻のSQ出現?連続上昇途切れトレンドライン割り込み

第350回:幻のSQ出現?連続上昇途切れトレンドライン割り込み

「幻のSQ」出現、下値支持線との見方も』?

2026年3月13日日経新聞に『日経平均633円安 「幻のSQ」出現、下値支持線との見方も』が報じられている。

『13日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比633円(1%)安の5万3819円だった。この日は株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)の算出もあったが、取引時間中の安値がSQ値に届かない「幻のSQ」となった。市場ではSQ値が一つの下値メドになるとの声もある。東京市場では自動車や半導体関連株などを中心に売りが優勢だった。イランによるホルムズ海峡の封鎖長期化への警戒や、原油価格の上昇をうけ投資家のリスク回避姿勢が広がった。

市場関係者が注目したのは「幻のSQ」の出現だ。現物取引と指数先物などの取引を同時に行う投資家は多く、価格差に応じた反対売買(裁定取引)で利益を得る。SQは日経平均先物やオプション取引で決済最終日までに未決済の建玉を清算するための価格だ。算出日の日経平均がSQ値をつけない場合、「幻のSQ」といわれる。13日算出の株価指数オプションとミニ日経平均先物3月物のSQ値はQUICK試算で5万2909円。取引時間中の日経平均の安値は5万3286円で、「下方向」の幻のSQとなった。

寄り付きでSQ値が下方向で決まったのは、先物売りと現物買いを組み合わせた「裁定買い持ち高」の解消に伴う売り圧力が強かった結果といえる。そのSQ値を日経平均株価が下回らずに推移したことから、SQ関連の売買を除くと追加の実需売り圧力はそこまで強くなかったとみられる。』

記事では、3月13日のメジャーSQで「幻のSQ」を取り上げているが、それよりも重要と思われる変化は、25年4月から26年2月まで10か月連続で上昇し続けてきた「SQ値」の連続上昇が途切れたことではないだろうか。26年3月SQ値は52909円と11か月振りに下落し、昨年の「トランプ関税ショック」以降、株価を吊り上げてきた投機筋が方向転換したかたちで、先週末3月13日の日経平均株価は2月末最高値58850円からの下落率が10.4%と「調整局面入り」の目安となる10%を超えている。そして、「SQ値」の連続上昇の起点となった25年4月からのトレンドラインを割り込んでいる。

また、上昇相場の時に表れる「幻のSQ」値は早期にそのSQ値を達成しないと上昇相場が終了するサインと云われるが、逆に、下落相場は「幻のSQ」値を早期に下回ると下落相場が継続する可能性が出てくる。従って、「26年3月SQ値は52909円」を下回ると更なる下落リスクには要警戒となるのではないだろうか。週明けの本日16日の日経平均を安値53113円で止めたのも「26年3月SQ値は52909円」を意識した当局の買い支えがあったのではないかと推測される。今週は「中銀ウィーク」に加え、週末20日末には米国市場ではメジャーSQを控える。さらに、19日には日米首脳会談も予定されており、投機筋が「相場操縦」しそうなスケジュールが目白押しで、乱高下が予想されるなかこの「幻のSQ値」の攻防となるのではないだろうか。

塚澤.comの会員向けサービス
会員向けサービス
会員向けサービス
Tsukazawa.com Premium Contents

塚澤.comの有料会員向けサービス(「今週のT2経済レポート」定期購読のお申し込み)では、T2レポートの配信の他にも様々な会員特典をご用意しております。

無料会員登録をしていただくと、一部会員向けコンテンツの閲覧やメルマガの購読をご利用いただけます。

セミナーのご案内

【受付終了】御礼:2026年2月21日:「生活防衛の教室 」 Webセミナー 2026年終了いたしました

【受付終了】御礼:2026年1月22日:日本経営合理化協会さまで講演させていただきました。

【受付終了】御礼:11月15日:「生活防衛の教室」Webセミナー秋 終了しました

【受付終了】御礼:5月17日:「生活防衛の教室」Webセミナー春 終了しました