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第366回:米国中間選挙 午年は転換の年 破壊的な未来とは?

第366回:米国中間選挙 午年は転換の年 破壊的な未来とは?

米中間選イヤーのアノマリー

2026年7月9日夕刊に『「中間選イヤーは軟調」の影』が掲載されている。

『米国株相場の上値が重い。S&P500種株価指数は6月2日を最後に1カ月以上最高値を更新していない。複数の要因があるが「4年に1度の中間選挙年は相場低迷」という経験則も投資家心理に影となる。「投資家は中間選挙前後に株式相場が崩れやすいという経験則を強く意識している。特に直近2回の下落は記憶に残っている」。(途中略)

前回の2022年はS&P500は年間で19%安、その前の18年は6%安だった。16~25年の10年間でS&P500が年間で下げたのはこの2年だけだ。22年はインフレ鎮圧のための米連邦準備理事会(FRB)の連続利上げ、18年は米中貿易摩擦の激化という選挙とは直接関係ない出来事が相場押し下げの主因だが、「中間選挙年は軟調」というアノマリー(合理的に説明しにくい規則性)を強化した。

長期データでもアノマリーは確認できる。調査会社CFRAが1946年以降のS&P500の値動きを調べると、中間選挙年には平均上昇率が3.8%とその他の年の平均(10.8%)を大きく下回る。中間選挙年で年間で下落した割合は45%とほぼ半分。他の年の24%より高い。より子細にみると「株安効果」が本格化するのはこれからだ。英バークレイズは中間選挙年とそれ以外でS&P500の月次騰落率の差分を求めた。中間選挙年はどの月も弱いが、差は6月に大きく広がり9月にピークを迎えることが分かった。「選挙に関連した不確実性は夏にかけて明確になっていく」と指摘する。(途中略)』

「中間選挙年は軟調」というアノマリーについては、今年2月の生活防衛の教室リアルセミナーで指摘した。そのセミナーにおいて、今年は「十二支」の「午(うま)」年で、12時が「午の刻」であることから「午前」「午後」が使われ、年前半と年後半で大きく変わる可能性を示唆。そして、年間では「午年(うまどし)」をピークにいろいろなことが下がっていく、衰えていく「転換の年」であることを指摘した。

実際、歴史を揺るがすような大きな出来事が起きているのも「午年」の特徴で、直近では2014年にウクライナ危機が起こり、その前は2002年で「ITバブル崩壊」と重なった。さらに、その前は1990年「内需バブル崩壊」のスタートの年で、世界ではベルリンの壁崩壊で統一ドイツが実現した。実は、1930年の「世界大恐慌」もこの「午年」なのである。

特に、興味深いのは「午年」の1950年以降の日経平均の平均騰落率が-4.5%と「十二支」では唯一、マイナスのパフォーマンスとなっていることだろう。2026年の日経平均は1月51010円→6月70062円と+37%の急騰となっているが、「午後」となる7月以降も「米中間選挙」と「午年」の2つのアノマリーを跳ねのけて、株価吊り上げの「相場操縦」を続けることはできるのか。さらに、2026年は「バブル」と「戦争と危機」の「18年周期」も重なっている。仮に、2026年の2つのアノマリーを跳ねのけたとしても、その「歪み」は2027年に何倍にもなって表れ、誰も想像できないかたちで破壊的なことが起きることだけは忘れないことだろう。

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